幾つになってもシンプルな白T&デニムが似合う体型とLIFE STYLEでいたい

まだ梅雨明けしてないけど、今日は気温が30℃を超えてミンミンゼミが鳴き始め、抜けるような青い空にそそりたつ白い雲が、本格的な夏が始まったんだな、と感じさせてくれます。

こんな日は若かった頃の<アノ日>を思い出します。中ニ病チックだけど『自分らしさを失ってしまったらそれはもう自分じゃない』ということに気づいた日のことを…

約30年も前、大学生になったばかりの頃、昭和のバブル下でデザイナーズブランド(DCブランド)の洋服が異常なほど流行ってました。で、上京したてのアンチャンは、コムデギャルソンとかニコルとかを買って流行に乗ってみました・・・が、キャンパスではどいつもこいつも同じような格好でかぶりまくり。なんか着ていてザワザワするというかシックリこなかった感…いわゆる違和感を抱いてました。

そんなある日、新宿の丸井に行ってDCブランドの服を買ってきて、高円寺の6畳ワンルームアパートで独りファッションショーを開始…鏡に写ってるのはMEN’S BIGIって大きなロゴの入ったTシャツを着た俺。今でいうドヤ顔で着ている自分。もう一人の自分がソレを俯瞰していて『親から仕送りしてもらってる分際で、アルバイトの稼ぎしかないのにオマエ馬鹿なの?』と。そこで一気に醒めました。(素材が良いとか裁縫が素晴らしいとかは置いておいて)単なるロゴに何て無駄金を払ってたんだ…って。

1時間後にはまだタグのついている新作のBIGIのTシャツはもちろん、DCブランドの服をすべて古着屋に持っていきました。(1980年代でネットがなかった時代だからね) レアなアイテムもあったみたいで買ったときより高く買い取ってもらったアイテムもあったりして、そのお金を握りしめ上野のアメ横(雑多な雰囲気が好き)へ向かってヘインズの白Tとリーバイスの501を買いなおしたんだっけ。

その後、上野から秋葉原まで歩いてるとき電気屋の店先のTVに<関東地方が梅雨明け>というテロップが流れてて、ふと空を見あげたら、ビル谷間から見えたトーキョーの空がめっちゃ青かったことを今でも鮮明におぼえています。そのときウォークマン(←若い世代は知ってますか?)のヘッドホンからはCutting CrewのOne For The Mockingbirdが流れてたんだよね(^_-)-☆

Mockingbird(物まね鳥)という単語がその時の情景にオーバーラップするんだよね。『オレはMockingbirdじゃないぜ』と(笑) 今でも梅雨明けの頃になると無性に聴きたくなる曲です♪ 上京から3か月。トーキョーに馴染もうって思ってバカなコトしてたなぁ、何やってたんだよ俺、って(苦笑)…気持ちも一緒に梅雨明けした気分でしたね(^_-)-☆

 

 

それ以来、DCブランドの養分はもちろんやめたし、本当は自分の好みでないのに流されて乗っかることなんかもきっぱりやめることにしたんだっけ。で、しばらくアルバイトをして、貯めたお金をはたいて航空券を購入。憧れだった初の海外旅行へ行くことに。目的地はこれまた憧れだったLos Angeles。何の当てもなくLAを歩き回って、世界の広さと多様さ、梅雨明けの東京よりずっと青い空をがあることを知りましたね(カリフォルニアの空がブルーすぎる意外な理由→詳しくは旅ログで)、もちろんトラブルもいろいろあって、黒人のプッシャー(麻薬売人)にピストルを突きつけられたりもしたんだけど💦(詳しくは旅ログで)…この20歳頃 ハリウッドのホテルで撮った写真のころから約30年経った今日も、白いヘインズのTシャツにリーバイスを穿いています。シンプルさがとっても心地よいです。

Simple. I always have and I always will. 幾つになってもシンプルな白いティー&デニムが似合う体型、そして、自分の気持ちに素直でいるLIFE STYLEでありたいな、って(^_-)-☆

 

2019/7/1