「流されない生き方をしたいね」っていつも思ってる

全国大会を目指してガチでスポーツをしている息子の部屋には有名プレイヤーのポスターが飾ってある。きっと憧れなんだろうな、と。そういえばボクには尊敬したり目指すべき実在の人はいないよな、とふと思った。あ、架空の人物ならいるな。

今日の休みは読書。ボク的に格好いい男の理想像である流葉爽太郎が活躍する喜多嶋隆さんの新刊「ココナツガールは渡さない」を買ってきて、Bud片手にページをめくります。

他人に管理されるのがとても嫌で一流企業といわれてる会社を辞めて独立したのも、少々ストイックにカラダを鍛えているのも、カリフォルニアに憧れたのも、少し中二病っぽいのも…多少は彼、流葉爽太郎のせいだ(苦笑) 理屈通りに行かないこの世の中、長いものに巻かれず、世間体や常識にとらわれず自分のポリシーとプライドを持って真っすぐに生きていく姿勢、架空の人物だけどその流儀がとにかく格好良い。

権威、肩書、ブランド…実情について何の想像もせず単に凄いんだ! と思い込む浅い人種が大嫌いな流葉。「ドンペリとテタンジェを出すと日本人はドンペリを選ぶ」「日本人は肩書が好きなんだよ」ってところでメチャ笑いました。シンガポールでもいたっけなぁ。日本が地図のセンターのおばさん(旅log記事←傲慢なオバチャンでした。ぜひ読んでみてください)

路駐して店に電話かけてきて「豆挽いて車まで持ってきて。山銀の横にベンツとめてるから」「今混んでて順番でやってるんでちょっとお時間がかかりますよ」「早くできないの? チッ、じゃいいや」とか言ってきた方がいたっけなぁ。ウチのお客さんではないですね。ベンツに乗ってるから優先しろなんてするわけないじゃん。今後もその調子でイキって生きていくのかな? 実に滑稽だね、グッバイ!

うわべだけ取り繕っても本質は権力にすがり付いている人。高いか、安いかだけでしか判断しない人。ボクは嫌いだしもし小金持ってもそうはなりたくない。この作家の小説を読むと「流されない生き方をしたいね」といつも思うね(^_-)-☆

2019/6/13