英語や外国語を話せるようになるには必要に迫られるか否かだと思う

バリで通りを歩いているとアニョハセヨー、ニーハオ、コニチワ~と次々と声をかけられます。いろんな国から観光客が来るから、物売りの人たちは色んな言葉をしゃべることができるんですよね。日常会話なら3~4ヶ国語ができる人も多いです。

現地の友人にマデちゃんって女性がいるんだけど、バリ語(インドネシア語とは違います)とインドネシア語は当然として、英語、日本語、オランダ語、ドイツ語などがペラペラです。こないだなんかは日本の文庫本を読んでいました。漢字もわかるそうです。彼女は高校を出て、観光ガイドや飲食店でずっとアルバイト生活。「生きるためにモノを売る。そのために言葉を覚える」世界中のお客さんとしゃべっているうちに、先の言葉をマスターしたようです。

自分たちも14年前にじゃらんじゃらんを始める前はインドネシア語まったくしゃべれませんでした。それこそサトゥ(1)、ドゥア(2)、ティガ(3)という数字も知らないレベルです。上手く交渉するにはインドネシア語が不可欠と聞いていたので、市場に買付に行って「ブラパ?(いくら)」とたずねると「イトゥ リマリブ マウ?(それは5000ルピアだよ、買う?)」なんて言われて、あわてて「How Much?」と英語でたずねなおしたことが懐かしいです。成田空港からの帰りの車中で勉強しながら帰ってきましたよ。あれから14年たって今は英語よりスムースかもしれません。

で、店で店長と会話するとき、インドネシア語でしゃべっていることがあります。まー商売なので日本語で「今現在の売り上げいくら?」とか生々しい会話があるわけです。そういうのはほぼインドネシア語でやってます。なのでたまたまそういう場にいらっしゃったお客様で<店長は東南アジアから日本の山形までお嫁に来て働いている>と勘違いされている方も何人かいらっしゃいます(本当です) 中には10年も通ってくださっているのに「あなた、ほんとうに日本語お上手ね~!」と。そういえば顔や体型も向こうの人っぽいですもんね(笑) こないだも日本への帰国便で眠っていたら日本人のCAさんに起こされて「ディスイズ イミグレーションカード」「え?」「はっ、申し訳ございません。大変失礼いたしました」と言われたり(日本人には必要のない入国カードです)、フィリピン人に同国人と間違えられてタガログでベラベラ話しかけられたり店長=東南アジア人的な逸話はたくさんあるのですが、それはまたの機会に(^_-)-☆

ずらずらと余計な話まで書いてしまいましたが...言いたかったことは英語や外国語を話せるようになるには<必要に迫られるか否か>です。ボクらも商売のために覚えましたよ。バリの人たちだって日本語学校に通っている方は相当多いです。もっぱら最近は「中国人はあんまり好きではないけどお金を使ってくれるから」と中国語を勉強している方も多いですね。必要に迫られれば必ず覚えられます。センスや才能ではないとおもいます。(才能がないから覚えられない、は単なる言い訳です) 学ぶほどに、そして恥をかくほど、身についていくものだと思います、ハイ。

 

余談1 バリの繁華街で夜、自分一人で通りを歩いていたら「コンバンワ~ニホンジンでしょ。オンナはどう? オンナいるよ」とみるからに怪しいアンダーグラウンド系のインドネシア人に声をかけられました。「ティダ テリマカシ(No Thank you)」というと、彼は「ドウシテ? ジャ、オトコ、オトコもイルヨ」...って、そっちかい?(笑) 先日は多分韓国語で同じことを聞かれましたし、中国語で聞かれたことがあります(ニュアンスでわかります) バリ島でもっとも不埒な街クタ・レギャン界隈の夜歩きでは毎回こんな感じで結構うんざりですけど、彼らも生きていくためにいろんな言葉を話すことができるんです。

余談2 ボクの英語は小3頃から聴いていた洋楽で覚えました。ちなみに英検は4級しか持ってませんが(笑) staff旅logの方にこんな記事も書いてます。「アメリカ人同士の会話を日本人が通訳って...」良かったらこちらも読んでね(^_-)-☆

2015/11/24